クラブ紹介
子供たちをとりまく状況
 最近外で元気に遊ぶ子供たちが少なくなってきて、年々子供たちの運動能力が落ちてきています。子供にとっての外遊びは、さまざまな運動能力を発達させ、あそび体験をつうじて知識の発達も促し、子供同士や近隣の大人とのコミュニケーションを通しての社会性の発達をも促すのでとても重要です。
 昔の子供たちは元気いっぱい遊んでいました。学校が終わるとかばんをおいて外に飛び出し異年齢の子供同士みんなで遊んでいました。ケンカもし悪いこともしましたが、友達同士のもみ合いの中で鍛えられ、隣近所のおじさんに叱られて良いことと悪いことの区別を学んでいました。
  しかし最近はどうでしょう?都市化して遊び場が少なくなっているとともに、核家族化と少子化・近所づきあいの希薄さの進行などとテレビゲームや幼い頃からの塾通いなどが相まって子供たちの外遊びがどんどん減っている要因となっています。最近の子供たちはちょっと走っただけでケガをしたり、運動能力が未発達のまま育ってしまう子が見られます。我慢や集中することができずすぐに飽きてしまう子供も見受けられます。
 ほんらい、体力とは人間のあらゆる活動の源であり、健康な生活を送る上でも、物事に取り組む意欲や気力といった精神面の充実にも深くかかわっており、人間の健全な発達と成長を支え、豊かで充実した生活を送る上で大変重要です。
 今時、『スポーツなんてできなくても勉強してお金の儲かる仕事につければいい』という風潮があります。はたしてそれで健康な生活や気力あふれる生活が生涯送れるでしょうか?反面、『うちの子は勉強なんて出来なくたっていいんです。プロのスポーツ選手になれればいいんです』というプロ野球やJリーグに代表されるスポーツの商業化の影響を受けた極端な意見もみられます。しかしプロスポーツ選手こそ社会的マナーや知識が求められますのでスポーツしかできないのでは通用しません。また生涯現役の選手生活が送れるわけではありませんので、セカンドキャリアにも生かせる勉強や社会的知識も大切です。
 また戦後72年となりますが、『子供たちが今後も平和で豊かな世の中で暮らせるようになってほしい』と考えてゆくことも、ますます大切と感じる今日この頃です。
当クラブの考え方
人間として生きていく上で、体力がベースとなりその上に知識や社会的マナーが必要であり、体力低下がみられるいまだからこそ、卓球をとおして『心・技・体・智』を伸ばせる活動を、と考えています。
 幼児期から小学校低学年までの時期はプレゴールデンエイジと言われ、色々な遊びが子供の神経系の発達に大きく影響を与えますので、この時期の子供たちには積極的にさまざまな遊びをさせたいものです。また、この時期の子供たちにはスポーツの種目も1種目に限定するのでなく、最低3種目くらいのスポーツを体験させてあげるほうが後々の競技力にも良い影響を与えると言われています。
 

朝霞ラブオールジュニア卓球クラブは、小学校初中期にはこの神経系の発達を促すようなメニューも取り入れつつ,まずは子供が楽しく取り組めるようになることが大切だと考えています。そして小学校中後期から中学1年生の頃のゴールデンエイジの時期に卓球技術を中心に心・技・体・智が成長できるような活動をしていきたいと考えています。
目的(めあて)
  1. 子供たちに卓球を通して体力の向上と、挨拶や社会的集団的なマナーが身に付くよう促し、頑張る子・困難に負けない子に育て、勉強も自ら進んで取組める子になるように育てる。
  1. 卓球でまずは県出場。次に県代表となって関東・全国を目指す。
対象者と保護者会
  1. 朝霞市在住の小学1年生くらい〜中学3年生までを基本の対象者とする。
  1. ジュニアクラブの性格上、保護者の同意と支援がどうしても必要なので、保護者会を組織し子供たちの送迎や活動上での相互支援をお願いする。指導員及び指導補助員と保護者は目的達成のために親睦を図り、団結を深める。
方針
  1. 練習場の確保。
  1. 年間の方針・月間の方針を立て、具体的な方針の下で子供たちが楽しく前向きにやれるように活動する。なお、方針作成にあたり学校の行事を考慮してゆく。
  1. 春期・夏期・冬期には、できれば強化練習を配置する。(できれば優秀な外部コーチを呼んで実施する。)
  1. 指導員と指導補助員の話合い、指導員と保護者との話合い及び連絡などを重視する。保護者の協力と支援を得る。
  1. 入会金および会費は別途定める。
  1. 目的に賛同し、物心両面から支援してくれる個人および団体の賛助会員を募る。